2024年1月10日水曜日

【学歴フィルター】

 

学歴フィルターとは

「入学偏差値が高くない大学の学生は企業に就職の時に採用対象外とされる」

ということです。


結論から言うと

一部の大手企業で実施にそうしているところはあります。


しかし

大量採用する大手企業の一部が

効率的に採用するためにやっているだけで

多くの企業は人材不足のため

そんなことはしていません。


AO入試フィルター」

「中高大一貫エレベーターフィルター」

なる言葉も存在し、

「一般入試を経験していない人材は心配だ」

と考えている企業もあります。


つまり、

採用の基準や方法は会社ごとに異なるわけで

金融機関でも本当にいろいろ違います。

進路決定の際はそういう視点も大切です。

2023年11月24日金曜日

【逆算の発想】


喜多はバリバリのビジネスマンでしたから

「期日までに間に合うように準備する」

というスタイルで仕事をしていました。

受験勉強でも一般的には

「受験まであと3ヶ月だから間に合うように何とかする」

と考えるものです。

これを「手法A」と呼びましょう。


しかしその手法出うまくいくのは、

元気で快適に学習が進められる人の場合です。


そうでない場合は

「無理せずできることを焦らず進める」

という「手法B」のほうがうまくいくのです。


多くの学校では「手法A」しか認めてくれません。


調子を崩した人は

「結果を出せないだめな人」

みたいにレッテルを貼られてしまいます。


手法Bはリハビリパターンでもあります。

もちろん元気になれば「手法A」でもうまくいきます。


「手法A 」と「手法B」とがあり

今はどちらが良いかなと考えるのがおすすめです。

 

2023年10月23日月曜日

【甘やかす、と放っておく】

 


喜多の講演を初めて聞かれた方が、終了後の面談で

「甘やかしても良いんですか」

「放っておいた方が良いんですね」

とお尋ねになることがあります。


この「甘やかす」「放っておく」

という言葉の使い方が不適切なんです。


「甘やかす」の反対語は何でしょうか?

「行動を制限する」

「行動しろと指示する」

ということになりますよね。


「甘やかす」を言い換えましょう。

「本人に任せる」であり

「自分で考えて行動する」

というのが適切な表現なのです。


目指すところは将来自立して

考えて行動していただくことに決まっています。


いま、(親から見て適切な)行動ができないのは

ストレス要因であり、

何も考えていない人はいません。


言葉のチョイスはとても大切です。

2023年9月18日月曜日

【困難な道を目指す方が良い??】

 


ある高校の先生が

『私は学生時代に「迷ったら困難な方を選べ」と言われ

それをモットーとしています』

と話されていました。


なるほど

素晴らしい姿勢だと感服します。

とても熱心にいろんなことを学ばれている素敵な先生です。


しかし、、、、


実際の社会(ビジネス)では、

時間をかけず、

ストレスを感じず、

効果的に結果を出すことが求められます。

言い換えると

「困難よりも効率的」

ですよね。


これは受験勉強でも全く同じです。


中学や高校の現場では

「辛くてしんどいことを経験すべきだ」

「辛いことから逃げてはいけない」

という文化が

「良いことだ」

となっているのだろうな、

それだと不登校の人はますますつらくなるよね。

と再認識しました。


神戸セミナーの方針は

「辛いときはすぐやめよう」

という方針です。

2023年8月6日日曜日

【意欲は高すぎないほうが良い】

 


「やる気」とか

「気持ちが前向き」

などの言葉がありますよね。


私は「やる気」って

危険な言葉だと思っています。


多くの場合は

「焦り」

「焦燥感」

「強迫感」

と言いかえることができるからです。


少なくとも、

現在順調でない人の

「やる気」

「気持ちがとても焦っていて今の状況では無理なことをやろうとしている」

というケースが多いのです。


「やれたら良いんだけど今の調子だとまだ無理かな~」

「でも試しにやってみようかな~」

くらいが我々からすると安心できる

「気持ち」

なんです。


「気楽な気持ちで少し進めてみる」くらいがおすすめです。

2023年6月25日日曜日

【すべてできなくても大丈夫】


中学・高校に通っている人はいろいろ忙しいものです。

朝から授業があり

科目ごとに宿題課題を出され

年間に5回も定期テストがあり

部活動があり

行事があり

友人付き合いがあります。


それらを全部「ちゃんと」やろうとしたら

疲れ果ててしまいますよね。


学校に通っているとどうしても

「全てをちゃんとやらないとダメだ」

と思いがちです。


しかし、

実際には上手に手を抜いている人が

たくさんいるのです。


社会で働くときは

「全てがそこそこできる」という必要はありません。

「苦手なこともあるが、あることがそこそこできる」

で十分なのです。


「適材適所」なのです。

2023年5月14日日曜日

【人生をしんどくさせる要因】

 


3年前から兵庫県立神戸高等学校の3年生に講演をさせてもらっています。


「受験でうつになる生徒を減らして欲しい」

という依頼をいただき、ご好評をいただき継続しています。


昨年は西宮市立西宮高等学校でも依頼されました。


本校でやっているレジリエンスセミナーがその内容になります。


私が伝えているのは

「幸せになる人は人と比べない」

「人と競争しない」

ということです。


人生を「競争」みたいに思ってしまうと

「自分の幸せ」

「自分自身の納得」

に目が行かなくなります。


その上で

「野球で優勝を目指す」

「受験で難関大を目指す」

を楽しく気楽な気持ちで目指せるように

なるのがおすすめなのです。


あくまでも、本人が自ら望んで目指すことがポイントです。