2023年8月6日日曜日

【意欲は高すぎないほうが良い】

 


「やる気」とか

「気持ちが前向き」

などの言葉がありますよね。


私は「やる気」って

危険な言葉だと思っています。


多くの場合は

「焦り」

「焦燥感」

「強迫感」

と言いかえることができるからです。


少なくとも、

現在順調でない人の

「やる気」

「気持ちがとても焦っていて今の状況では無理なことをやろうとしている」

というケースが多いのです。


「やれたら良いんだけど今の調子だとまだ無理かな~」

「でも試しにやってみようかな~」

くらいが我々からすると安心できる

「気持ち」

なんです。


「気楽な気持ちで少し進めてみる」くらいがおすすめです。

2023年6月25日日曜日

【すべてできなくても大丈夫】


中学・高校に通っている人はいろいろ忙しいものです。

朝から授業があり

科目ごとに宿題課題を出され

年間に5回も定期テストがあり

部活動があり

行事があり

友人付き合いがあります。


それらを全部「ちゃんと」やろうとしたら

疲れ果ててしまいますよね。


学校に通っているとどうしても

「全てをちゃんとやらないとダメだ」

と思いがちです。


しかし、

実際には上手に手を抜いている人が

たくさんいるのです。


社会で働くときは

「全てがそこそこできる」という必要はありません。

「苦手なこともあるが、あることがそこそこできる」

で十分なのです。


「適材適所」なのです。

2023年5月14日日曜日

【人生をしんどくさせる要因】

 


3年前から兵庫県立神戸高等学校の3年生に講演をさせてもらっています。


「受験でうつになる生徒を減らして欲しい」

という依頼をいただき、ご好評をいただき継続しています。


昨年は西宮市立西宮高等学校でも依頼されました。


本校でやっているレジリエンスセミナーがその内容になります。


私が伝えているのは

「幸せになる人は人と比べない」

「人と競争しない」

ということです。


人生を「競争」みたいに思ってしまうと

「自分の幸せ」

「自分自身の納得」

に目が行かなくなります。


その上で

「野球で優勝を目指す」

「受験で難関大を目指す」

を楽しく気楽な気持ちで目指せるように

なるのがおすすめなのです。


あくまでも、本人が自ら望んで目指すことがポイントです。

2023年2月19日日曜日

【自分で決めるということ】

 


私はいろんな講演で

「人生が充実している大人は大事なことを自分で決める」

「自分で考える癖をつけて自分で決めてもらいましょう」

とお話させていただきます。


どこに進学するのか

もう一年受験勉強をするのか

などはもちろん大切です。


しかし、不安でストレスが高い状態の人に

「決断を迫る」と言うのは適切ではありません。

不安でストレスが高いと

先の見通しが立たず決められないものなのです。

あるいは「ストレス回避」のみに意識が行くので、

それだと本当の意味で選んだことになりません。

その状態の場合は、「まだ決めない=先延ばし」が妥当です。


「新年度は次のステップに進む」ということは

社会的名枠組みで多数の人の「常識」ですが、

人それぞれの状況によって対応は様々でよいと思います。

2022年12月8日木曜日

【人と人との距離感】








中高生は

「親友に裏切られた」

と言うことがあります。


男子より女子に多いです。


そういうのって

「親友だ(と私が思っている)からこうしてくれるに違いないと

期待していたのにそうしてくれなかった」

ということがほとんどです。


相手が

「裏切った」

のではなく

「こうしてくれるはず」

と期待したことがずれていたわけです。


人は一人ひとり価値観や優先することが違うので、

どう考えてどう行動するかは、異なって当たり前なんです。


自分の子供が勉強しないとイライラしても、

知り合いのお子さんが勉強しないと聞いても感情は変化しないですよね。

それは我が子には「期待」や「願望」を強く持たれているからです。


思春期をすぎれば

いろいろ考えて、

悩んで、

失敗して行動します。


親がコントロールしようとすると反発するもの。

少し距離をおいて「見守る」ことをオススメします。

2022年10月30日日曜日

【プラスの経験/マイナスの経験】

 

なにか苦手なことがあるとします。

「スポーツが苦手」

「数学が苦手」

「人と話すのが苦手」

など対象はいろいろあります。


そういうものについて、

「何度も経験して慣れておいた方が良い」

と言われることがあります。


果たしてそうでしょうか?


苦手なことをやらされて嫌な気持ちになったとしたら、

さらに「苦手だ」と感じることになります。

「辛いことでも歯を食いしばってやり続ければ出来るようになる」

と言うのは昭和の体育会系の発想ですが、そうではありません。


「やったらストレスなくできた」

と感じてもらうことが大切です。

マイナスの経験をプラスの経験に「書き換え」することが

苦手を克服する効果的な作戦です。

2022年9月20日火曜日

【無駄なこととは?】

 


神戸セミナーは916日から3日間、淡路島で開催された

日本家族療法学会の大会事務局を担当しました。

全国から500名ほどの心理士や精神科医、教育、福祉関係者に

集まっていただきました。

この2年余りのコロナ禍で、

心理学の全国大会もオンライン開催がほとんどでしたが

今回は対面開催とし、成功裏に終了できて安堵しています。


学会もそうですが

学校の授業もオンラインで行うほうが効率的です。

移動時間が省略され、休み時間に友達と雑談すること無く、

すぐに復習ができます。


でもそれって無駄な時間でしょうか。


学会で言うと、発表の前後に久しぶりに合う人と雑談し、

近況を聞き、忙しそうなら話を切り上げ、

用事がなさそうならお茶に誘うなど

とても重要なやり取りだと思います。


子どもたちが友人とLINEやグループチャット

考えながらやり取りすることって、

それができることそのものが「良いこと」ですし、

様々な訓練になっています。

愚痴を言い合って、ストレスを下げているかも知れませんね。