2022年5月11日水曜日

【行動について語る危険性】

 


一般的な「学校」では

「出席する」

「テストを受ける」

「課題を提出する」

などの「行動」に焦点を当てることがほとんどです。


それらは「これをやらなければならない」という文脈で語られます。

そして必要な行動を「やらない」(実際はやれない)ことを責められます。

すると、ストレスを抱えて元気がなく、

必要な行動ができていない人はどんどん落ち込んでいきます。

いつまで立っても元気を回復できません。


神戸セミナーの面談では「行動」についての話はあまりしません。


「どう思っているか」

「なにならできそうか」

「なににストレスを感じているか」

という話をします。


行動は

「できたらいいね」

「でも今はできないんだね」

「どうすればできるようになるかな」

という文脈で語ります。


すると「嫌な会話」にならず

自分から相談していただけるようになるものなのです。


2022年4月11日月曜日

【出来ないことを「やれ」と言わない】

 

喜多は、教員対象の研修で

「わからなかったら質問においで」

と言うのは良くないですよ、と指摘します。

じつは、質問や相談に行くことは簡単なことではないですよね。


「やるべきことが出来ていない」

「学習が捗っていない」

「先生に怒られたくない」

という気持ちがある人は質問に行くことはハードルが高いものです。

実際に質問に行ける人はごくごく一部。

99%理解している人しか行きません。


人は、今の自分に出来ないことを

「やれ」「やらないと将来困るぞ」

と言われるとどんどん落ち込みます。


学校に行くのがしんどい人に「行け」と言う

学習が辛い人に「勉強しろ」と言う

人目が気になる人に「外出しよう」と言う

それらは避けたほうが良いのです。


「出来たら良いのにね」

「どうしたら出来るかな」

「無理しなくていいよ」が安心する言葉なのです。

2022年2月13日日曜日

【結果にこだわりすぎると?!】

 


冬季オリンピックで多くの日本選手が活躍しています。


目指した結果に届かなかった時、

一流アスリートたちの振る舞いやインタビューは流石だなと思います。

高いレベルに挑戦する場合、

常に期待通りの結果が出るわけではありません。


ダメだったときに落ち込まずに明るく、

次を目指すことが重要です。

そういう「スキル」を持っている人が

オリンピックに出ていると言ってもいいでしょう。


本番前は「競技を楽しむこと」を意識する。

残念な結果のときはすぐ受け入れて次に向かう。

スポーツ以外でも大切なことだと思います。


周りの人は、本番前は緊張を下げる言葉を、結果が出たら労いの言葉をかけましょう。

2022年1月17日月曜日

【「慰めてはダメだ」という指導者】

 


先月、有名なスポーツの指導者の方の話を聞く機会がありました。

対象は企業の経営者です。

その方はこう言いました。

「子供がスポーツで負けたときに最近の親は、慰める人が多い。

そんなことはしなくていい。

悔しさが頑張りの原動力となり、レベルアップに繋がる」

私はなるほど!と思いました。

世界選手権やオリンピックの日本代表になる選手は、

大なり小なりそういう経験があると思います。

将来そうなる可能性がある人の集団があるとして、

「慰める」「慰めない」によって

日本代表レベルにまで行くかどうかの比率は変わるかもしれません。

しかし、全員が日本代表になるわけではありません。

適性がなければすぐやめればいい。

別のスポーツやスポーツ以外で活躍すればいい。

そもそも何かで活躍しなくても良いでしょう。

学びの多い、示唆に富む講演でした。


2021年12月22日水曜日

【仕事は遊びだ】

 


野球は遊びだ。

生きるか死ぬかの戦いだと思っている選手が多いが、そうではない。

内なる楽しさや喜びがなければ気が重くなり、何かに押しつぶされてしまう。

楽しむ力を甘く見てはいけない。彼のようにプレーを楽しむ選手が増えてほしい。

(エンジェルス・マッドン監督の言葉より)


大谷翔平選手がメジャーリーグで大活躍されました。

本当に素晴らしい選手です。

上の文章の「彼」は大谷選手を指します。

私も生徒さんには「受験はゲーム感覚でやろう!」とお話しますし、

教員にも仕事は楽しもうと伝えています。

2021年11月23日火曜日

【行動よりも気持ち】

 


普通の学校や塾/予備校の面談では教員の頭の中に浮かぶのは次の3つでしょう。

    目標がある

    行動する(授業に出る、勉強する)

    良い結果が出る

 

 教員との面談では生徒の「行動と結果」が話題になります。

「大学を目指すならもっと勉強しないと間に合わないぞ」

などと言います。


それで順調に行く場合はそれでも良いわけです。

行動に焦点を当てれば良いのです。


しかしそれでうまく行かない場合はどうすればいいか?


実は①と②の間には「頭で考える」⇒不安を感じる/結果を気にしすぎる

などの項目が存在します。


「ちゃんとやらないといけない」と思いすぎて行動のハードルを上げてしまい、

ストレスが高まり行動できなくなるなど、

行動を「邪魔」する要因が本人の頭の中で起こっています。

これを扱うのが面談でありカウンセリング。

行動に焦点を当てるのではなく、

どう考えて、どう思っているかが大切なのです。

2021年9月21日火曜日

【自分で決めるということ】

 


不登校の高校生の面談で「行きたい大学はある?」と尋ねたら

「国公立に行けと言われている」と返答されました。

答えになっていないですよね。

私は可哀そうだな、と感じました。


    自分、②周り(大抵は親か教員)、③世間一般


自分自身の大切な選択をするときに、

重視するべきは①、②、③のどれでしょうか?


不登校の方は、①より②や③を意識されることが多いです。

    を優先すると「素直」「良い子」、または②③を重視すると

「協調性がある」と言われることがあります。

人生が充実していると感じている大人は、

そうでない人よりも大事なことを自分で決めているという調査結果があります。

大切なのは「どこへ行くか」よりも「どう決めたか」なのです。